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2006年11月の17件の記事

2006年11月30日 (木)

2006年11月シネマ鑑賞作品

『とかげの可愛い嘘』・試写会 ★★★★☆

『ライアンを探せ!』・試写会 ★★☆☆☆

『ファミリー』・試写会 ★☆☆☆☆

『デイ・アフター・トゥモロー』・テレビ ★★★★☆

『ウェールズの山』・レンタル ★★★☆☆

『デスノート the Last name』・劇場 ★★★★★

『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』・試写会 ★★★★★

『電車男』・テレビ ★★★★☆

『天使の卵』・劇場 ★★☆☆☆

『椿山課長の七日間』・試写会 ★★★★★

『ヴェニスの商人』・レンタル ★★☆☆☆

『花嫁のパパ』・テレビ ★★★☆☆

【注】お気に入り度は観た時の環境や気分、体調でかなりムラがあり。

★☆☆☆☆ 観なきゃよかった…。
★★☆☆☆ 面白くはなかったけど、まあ一度は観てよかったかな。
★★★☆☆ まあまあ。
★★★★☆ 好き!でも一度観ればいいや。
★★★★★ 何度でも観たいほど大好き!!   

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2006年11月27日 (月)

『ハードボイルド・エッグ』・本

ハードボイルド・エッグ 荻原浩         双葉文庫 (2002年10月)
396ページ

フィリップ・マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と、ダイナマイト・ボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。タフさと優しさを秘めたハードボイルド小説の傑作。【読むときの注意点】1・笑いじわに気をつけること。2・ぼろぼろ泣けるから、人のいるところでは読まないこと。  ――裏表紙より――

荻原浩の作品は好きなんだけど、この作品は私にはイマイチだった…。

シワに気をつける程笑わなかったし、涙も流さなかった。

多分、ハードボイルドな生き方が私には理解できなかったからなんだと思う。

探偵モノのお話で殺人事件が起こるのもあらかじめ知っていたのに

なかなかその事件が起こらずに、迷子のペット捜しばっかりしていたのも

いけなかったのかもしれない…。

だって半分近くまで読んで始めて遺体が発見されるんだもん。前フリ長いよ…。

確かに犯人にはビックリしたし、態度が豹変した様子は恐かったけど

なんかラストがあっけないというか…。

そもそも推理小説なワケじゃないからこんな感じなのだろうけど

物足りなさを感じてしまった。何より秘書の片桐綾がかなりいいキャラだったから

もう少し探偵と秘書のやりとりを見てみたかった。

そういう意味では悲しい終わり方だった。

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2006年11月23日 (木)

『とかげの可愛い嘘』・試写会

今日2本目は、某映画関連サイトで当選した

『とかげの可愛い嘘の試写会に行ってきた。

《私のお気に入り度:★★★★☆

とかげの可愛い嘘 特別版

今日は『ライアンを探せ!』といい、今作といい二番煎じっぽい映画続きだなぁ。

この映画、『トンマッコルへようこそ』ですごく魅力的だったカン・ヘジョン

主演というコトだけで応募した作品。次はできればあまり暴力シーンのない作品で

彼女を観たいなぁと思っていたから、ラブストーリーというコトで楽しみにしていた。

期待通り、カン・ヘジョンすごく可愛くて見惚れてしまうくらいだったし

ストーリーも思いっきりファンタジックなラブストーリー

結構私好みだったのだけれど、なんか観たコトある感じ…。

少しだけ『ただ、君を愛してる』に似てる部分があったんだよね。

そっくりってワケじゃなくて、本当にちょっと似たようなシーンがあっただけだから

たまたまなんだろうけど、なんとなくそこが引っかかってしまった。

それとジョガンとアリの3度目(4度目かな?)の別れのシーンのあの光は

やりすぎ!涙を流していたにもかかわらず、あの光でサーっとひいてしまった。

いくらファンタジーって言っても、せめてアレは夢にして欲しかった…。

でもその他は、笑えるトコがたくさんあって面白かったし

子供時代は可愛かったし、高校生の時は初々しくてドキドキしたし

健気な二人の一途な愛を純粋に描いた感じの綺麗な映画だった。

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『ライアンを探せ!』・試写会

今日は祝日というコトもあって試写会に2本行くコトができた!

まず1本目は、某フリーペーパーの携帯サイトで当選した

『ライアンを探せ!(吹替版)の試写会に行ってきた。

《私のお気に入り度:★★☆☆☆

ライアンを探せ!

簡単に言っちゃうと『ファインディング・ニモ』『マダガスカル』

といった感じの映画だった。まぁ、観る前からなんとなく予想はできるが…。

偉大な父親を持ち、なかなか父親のようにうまく吠えるコトのできないライアンは

それをすごくコンプレックスに思っていて、やがて尊敬していた父親に反発してしまう。

一方、父親のサムソンは息子にかつての自分を重ねてしまうのか

ついプレッシャーを与え、息子に厳しく接してしまう。

自分だって息子に尊敬される程、大きな自信があるワケではないのに。

そんな設定は子供向けというよりも、むしろ少し社会を分かってきたくらいの歳に

なってから観た方が、父親の気持ちにも息子の気持ちにも感情移入できて

楽しめそうだったのだけれど、後半、親子が分かり合う辺りは

やっぱり子供向けかと思ってしまう程あっさりしていて何だか物足りなかった。

サムソンはカッコよかったけれど、サブキャラクターはどれもあまり可愛くなかったし。

観終わってみると、あまり印象に残らない映画だった。

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2006年11月21日 (火)

『ファミリー』・試写会

今日は某インターネットポータルサイトで当選した『ファミリーの試写会に行ってきた。

《私のお気に入り度:★☆☆☆☆

ファミリー

…暗い。悲しいじゃない!そんな結末!悪い仲間と縁を切る方法って

他にないのかしら。薄々こうなる運命なんじゃないかとは思っていても

実際に目にすると悲しい…。ジョンウンだけがどこまでも不幸で辛い…

韓国映画のラブストーリーってコメディ色が強かったり

どこまでも悲恋だったりするのが面白くて結構好きなんだけど

今作みたいなラブストーリーの絡まない韓国映画って、暴力シーンが多かったり

すぐに人が死んでしまったり、しかもその死んじゃう人が予想もしない人だったり

とにかく痛そうなシーンが多くて、あんまり馴染めない…。

今作も始まって早々そんな雰囲気を醸し出すものだから

いつ誰が死ぬか分からない胸騒ぎが常にあって

弟のジョンファンが電球をいじっているシーンなんかは嫌なドキドキ感

ジョンウンとお父さんの会話がほとんど耳に入らないくらいだった…。

私、ジョンファンを演じている子役のパク・チビン、なんか好きなんだよね。

だからよかったよぉ、大事に至らなくて。

親子のすれ違いや誤解がやがて解けて、これから上手くいきそうになるところで

悲劇が!ってパターンまでは悪くなかったんだけど

常に嫌な胸騒ぎを抱えた状態で観続けた上に

ラストまであまり後味のいい終わり方じゃなかったから、涙は流したけど

観終えた後、スッキリはできない映画だった。

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2006年11月19日 (日)

『デイ・アフター・トゥモロー』・テレビ

今日、21:00~テレビ朝日で

『デイ・アフター・トゥモロー』(吹替版)がやっていた。

《私のお気に入り度:★★★★☆

デイ・アフター・トゥモロー (2枚組 プレミアム)

やっぱり大きいスクリーンで観たかったわぁ!

テレビで観てもドキドキして面白かったんだけど、壮大な映像がかなりあったから

大きいスクリーンで観たらもっと楽しめたんだろうな。

何で映画館に観に行かなかったんだろう…。悔やまれる…。

しかもエミー・ロッサムも出てたじゃない!ホント何で観なかったんだろう?

映画は『日本沈没』のアメリカバージョンみたいな感じ。

ていうかこっちの方が先か。でも、『日本沈没』を観た時と同じように恐怖を感じた。

作り物のお話でもこういう人間の力の及ばない自然の猛威って恐い…。

なんて人間て無力なんだろうと思ってしまう。

こういう状況に陥ると逃げるコトしかできないのかな。

それとこれを観て思った!隣国(隣人)とは日頃から仲良くしておかないと!

いざという時はやっぱり近くの人が頼りだからね。

ん?CMで観たようなコト言ってる…。

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2006年11月17日 (金)

『ウェールズの山』・レンタル

今年6回目のTSUTAYAの新作以外レンタル半額週間。

期間は、11/10~11/19まで。で、『ウェールズの山』を借りてきた。

《私のお気に入り度:★★★☆☆

ウェールズの山

簡単なあらすじ

第一次大戦中、ウェールズの村にイングランドの測量技師の男が二人訪れる。彼らの目的は山の高さを測量し、正確な地図を作るというモノ。ウェールズに入って最初の山、フュノン・ガルウはこの村の村人たちの誇りだった。どれだけの高さがあるのか村人が楽しみにしている中、発表された山の標高はなんとたったの984フィート(299m90cm)。実は1000フィート(305メートル)以上は“山”ではなく“丘”と見なされ、地図には載らない。どうしても“山”と認めてもらいたい村人は、頂上に土を盛って“山”にしようとするのだが…。

これって実話なのかしら?ラストがそんな感じだったけど。

6メートル山を高くするのってかなり大変!もし本当の話だったら

すごい感動的!そりゃ映画にもしたくなるよ。

でも、映画自体はそれほど感動的でもなかったかな。

山を高くするコトを反対していた牧師が結局は賛成して

逆に誰よりも頑張った結果には思わず涙してしまったけど。

あと、測量技師の一人のアンソンを演じていたヒュー・グラント

特に好きなワケじゃなかったけど、今回はすごくよかった。

特に相手役のエリザベスに仕事を手伝って欲しいとお願いするところ。

照れた顔がホントにほんのり赤くなっていて、こっちまでドキドキしてしまった。

なんか照れた顔って好きなんだよね。ついキュンとしてしまう。

演技だと分かっていても、その赤い顔に思わずヒュー・グラント

好きになりそうになってしまった。

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2006年11月16日 (木)

『デスノート the Last name』・劇場

今日は『デスノート the Last name』を観てきた。

《私のお気に入り度:★★★★★

DEATH NOTE デスノート the Last name

話題なだけあって面白かった!!

なのに206席の劇場は40人くらいしかお客さんがいなかった。

いや~、本当に前編をテレビでやっててくれてよかった。

前編を観たおかげで後編を観に行く気になったワケだし

前編でいろいろ説明があったおかげで、夜神とLの頭脳戦も集中して楽しめたから。

今回はすごくLがおちゃめだった!“死神の目”から守るためのお面が笑えた!

相変わらず甘い物をたくさん口にしていて、どれもおいしそうだったけど

さすがに積み上げたガムシロップを飲んだり、角砂糖を口に頬張ったりした時は

甘い物好きの私でも少し顔をしかめてしまった。

結構笑えるシーンもあるのに驚くようなどんでん返しが何回もあって

ラストが想像できない!夜神が考えている計画が明らかになると

なるほど!と感心し、それに対してLがさらに先を読んだ行動をしていたのを知ると

驚きながら観て、それの繰り返しに最初から最後まで釘付けだった。

展開が早くて付いていけない部分がちらほらあったり

先が分かった状態でもう一度確かめたい部分もあったので、できればまた観たい!

ところで、エンドロールでキャストの役名の文字が筆記体の人と

ゴシック体の人がいたんだけど、あれって何の違いだったんだろう?

てっきりデスノートで死んだ人が筆記体で生き残った人がゴシック体なんだと

途中まで思っていたのに、最後の方にクレジットされた人で

生きていたのに筆記体の人がいたからそれは違ったみたい…。

一体どういう意味があったんだろう…?

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2006年11月15日 (水)

『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』・試写会

Go_2今日は東宝のウェブサイトで当選した

『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式

モニター試写会に行ってきた。

《私のお気に入り度:★★★★★

タイトルからしてふざけてるから、くだらなくて笑えるコトを

期待して行ったのだけれど、期待通りだった!こーゆー映画大好き!!

タイムマシンもののストーリーに付き物の矛盾とか細かいコトはあえて気にしないで

気軽に楽しみたい映画。主演の二人がよかったんだね、きっと。

広末涼子が本当に可愛い!!肌が白くて透き通っているみたい。羨ましい~。

スクール水着だって着ちゃうし、ヒップハングのジーンズからお腹がのぞいてても

全然気にならない。相変わらず元気いっぱいのハイテンションで年齢不詳!

とても一児の母とは思えないスタイルの良さにビックリ!

そしてやっぱり阿部寛!阿部ちゃんはどんな作品に出ても強いのね。

バブルの時の姿はおめめがクリックリで若々しくて素敵だったわぁ。

そういえばバブル時代に飯島愛飯島直子が当時の髪形と太眉メイクで出演

してたけど、全然無理してないというか、変わっていないのにまたまたビックリ!

タレントさんていくつになっても体型変わらないし、顔も老けないのねぇ。

それにしてもバブル時代って凄い!本当にこんな時代があったの?!

私は当時まだ子供だったから全く恩恵を受けてないんだけど

この時代を謳歌した人はこれを観てどんな感想を持つんだろう?

懐かしく思うのかな。やっぱりこれはやりすぎと思うのかな。

でも少なくとも私はすごく楽しそうに見えたし、実際に行って見てみたくなった!

ラストまでやりすぎな感じのストーリーだったけど、本当に面白かった!

そうそう、良い子は必ずエンドロールが終わるまで席を離れてはいけないよ。

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2006年11月14日 (火)

ハガキが¥47!?

そろそろ試写会応募用の官製ハガキが残り少なくなってきたので

今日はハガキを買いに行った。でも、大量に消費するモノだから

定価で買うのはなんかもったいない…。

だからと言って1枚¥45で買えるエコー葉書は安くてイイのだけれど

発売日は不定期だし、そもそも平日に郵便局に買い行くのが私には難しい。

というコトで、私はいつも金券ショップでハガキをまとめて購入している。

私のよく行く金券ショップは官製ハガキを10枚¥480で売っている。

100枚買えば定価で買うより¥200もお得!

で、いつものお店に行ってみたのだけれど官製ハガキがない!

官製ハガキに代わって年賀ハガキが場所を占領していたのだ…。

しょーがないから金券ショップ巡り。すると初めてのお店を発見!

ちょっと入ってみると、なんと!200枚¥9400で売っていた!!

つまり1枚当たり¥47!!今までで1番安いよ!即買いした。

200枚も買ったから、しばらく買いに行く必要もなくなったけど

またなくなりそうになったら行ってみよう♪イイお店みつけた。

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2006年11月11日 (土)

『電車男』・テレビ

9/16 21:00~フジテレビ放送『電車男』の録画を観た。

《私のお気に入り度:★★★★☆

電車男 スタンダード・エディション

原作も読んでテレビドラマも観て、しっかり楽しんでいたはずなのに

なぜか映画は観てなくて、さらにレンタルが開始になってもまだ観てなくて

とうとうテレビで放送されたからビデオに録画したのに

またさらに2ヶ月近く放置してしまった。天邪鬼だから、話題になってしまうと

なんか逆に観る気がなくなってしまうのよね…。でも、やっぱり面白かったわ

『7月24日通りのクリスマス』ではあまり美しくなかった中谷美紀だけれど

今回は美しかったし、とても優しそうな表情がよかった

清楚なお嬢様って感じがよく似合っていた。ストーリーも

テレビドラマの時も思ったのだけれど、原作よりも電車男やエルメスが

よりリアルに表現されているから入り込みやすくて、ラストは分かっていながら

グッときてしまった。原作は掲示板のまんまだったワケだし

ドラマや映画にしようと思うと、いろいろと世界は広がるんだろうね。

断然、原作よりも面白かったわ

ところで、映画の最後ってテレビドラマの『電車男』につながってたんだ…。

でも、エルメスに絡む酔っ払いのおじさんは映画では大杉漣だったけれど

テレビドラマでは泉谷しげるに変わっていた。伊藤淳史の電車男を

助けた青年を山田孝之が演じていたトコまではドラマとつながるのに

酔っ払いまでは変えられなかったんだねぇ。

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2006年11月10日 (金)

『天使の卵』・劇場

Photo_70 今日は『天使の卵』を観てきた。

《私のお気に入り度:★★☆☆☆

原作を読んだ時には最後が悲しくて映画を観ようか迷っていたけど

安くチケットを手にいれるコトができたので結局観に行ってきた。

劇場は165席のトコで、20~30人くらいの入りだったかな。

なんかラストの印象が原作と違う。というか冒頭から違ったっけ。

夏姫が国語の授業をしているシーンから始まっていた。これって、『天使の梯子』

夏姫と古幡慎一の回想シーンで出てきてたっけ。映画では

本の『天使の卵』『天使の梯子』の大体中間地点に当たる『天使の卵』から

4年後の二人の姿も描かれていた。原作ではきちんと見られなかった時期の二人が

映画で描かれていたトコまではよかったのだけれど、全体的に観た感想は…、

残念だった。時間配分というか緩急のつけ方というか、イマイチだったのよね。

今作に関して言えば絶対に原作を読んでから映画を観た方がいいと思う。

映画だけ観た人は、歩太のお父さんが結局何の病気で、何で死んでしまったのかが

分かりにくかったんじゃないかと思う。ものすごくギュウっと縮められていて

説明不足のトコがいくつかあった。でも、時間的に縮めないとキツかったから

省いてしまったのかと思いきや、やけにスローで長ーいシーンもあって

始めはゆっくりした心地良い時間の流れを描いてるなぁと思っていたのだけれど

段々ダラダラとした無駄な時間に観えてきた。終わり際に眠くなった映画って珍しい。

それに小西真奈美が可哀想。春妃の役にピッタリだと思っていたのに

あんまり綺麗に撮られている映像がなかった。せっかくハマり役だと思っていたのに

妹の夏姫の方がよっぽど魅力的に見えてしまって残念だった。

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2006年11月 7日 (火)

『椿山課長の七日間』・試写会

今日は某インターネットポータルサイトで当選した

『椿山課長の七日間の試写会に行ってきた。

《私のお気に入り度:★★★★★

椿山課長の七日間 デラックス版

面白かったぁ!!コメディ映画だったのね。

西田敏行が主演ていう時点で気付くべきだったのかな。

てっきり泣ける映画だと思っていたのだけれど、大爆笑だった!

もちろん泣けるシーンもあったのよ。ラストは鼻ズルズルだったし。

でもその前にいろんなトコで周りを気にせず声を出して笑った!笑った!

現世に未練を残した人は天国に行く前に逆送(初七日までの間、現世に戻れるコト)を希望することができる。でもそれには厳しい審査があり、例え見事審査を通って現世に戻れたとしても、後悔するコトも多いという。しかし、椿山はあまりに突然死んでしまったため、思い残すコトがたくさんありすぎて逆送を希望する。審査の結果、現世には椿山本人の知らない“重大な事実”があって、それを知らないまま天国に召されるのはあまり不憫だというコトで逆送を許可される。

というモノなんだけど、その”重大な事実”が多過ぎ!

そりゃ知らずに死んだら不憫だ!というか、そんなに重要なのに

知らなかったコトだらけの椿山課長の人生ってどうなの?!

そりゃ天の審査も通るわ!同情だね。でもこれが可笑しくて可笑しくて

私はあまり伊東美咲の演技が好きじゃないのだけど

映画が楽しめたから許せた。ワキを固める役者に救われたかな。

特にラストの市毛良枝がすごくよかった!なんて優しい瞳なんだろう。

一気に号泣モード!親子モノはやっぱり泣ける。イイ終わり方で大満足だった。

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2006年11月 5日 (日)

『ヴェニスの商人』・レンタル

TSUTAYAからレンタルが1本無料になるハガキが来たので

『ヴェニスの商人』を借りてきた。

《私のお気に入り度:★★☆☆☆

ヴェニスの商人

シェイクスピア原作の有名な作品なのに実は内容をきちんと知らなくて

この機会に観てみようと借りてきたのだけれど

うーん、これって原作に忠実なわけじゃないんだよね、きっと。

イメージとしては悪役のシャイロックを、彼からお金を借りたアントーニオの友人が

機転をきかせて凝らしめて、めでたし、めでたしって感じだと思っていたんだけど

この映画のシャイロックは悪徳高利金貸し業のはずなのにあまり悪人に見えなくて

逆に彼の置かれている環境とかそれまでの体験とかを見ていたから

裁判のシーンはよってたかってシャイロックをイジメているようで可哀想だった。

シャイロックに同情しながら観ていたからラストはなんか後味悪くて…。

どうせならシャイロックを思いっきり悪者にして

どんなに悪がはびこっても最後には正義が勝つ!みたいな終わり方にしてくれれば

すっきり観終えるコトができたのに。

なんだか、暗い気分になってしまった…。

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2006年11月 3日 (金)

『花嫁のパパ』・テレビ

8/26 3:00~フジテレビ放送『花嫁のパパ』(字幕版)の録画を観た。

《私のお気に入り度:★★★☆☆

花嫁のパパ

やっぱり結婚式って大変…

招待客としてなら、パーティーにおしゃれして行くのは好きだから

すごく楽しめるんだけど、準備する側って本当に大変!

日本とはまた違うのかもしれないけど、映画の中の結婚式は

すごくお金がかかっていたし、披露宴を自分の家でやりたいというコトで

家中の家具をすべて撤去したり、天気が悪くなってまた手間がかかったりして…。

でも、そんなに大変だった結婚式も嵐のようにあっという間に終わってしまって

残された家族はいなくなってしまった娘の思い出に浸る…。

まだ子供だと思っていた娘の早い巣立ちをうれしいような寂しいような感覚で

静かになった家でしみじみ思い返しているパパの姿には

やっぱり寂しさが浮かんでいて、思わずホロリときてしまった。

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2006年11月 2日 (木)

『噂』・本

 荻原浩                        新潮文庫 (2006年3月)
492ページ

噂

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス  ――裏表紙より――

読み始めると次の展開がどうなるのか気になっちゃって

字を追うのがもどかしくなるほど面白かった!

しかも、えっ!そうなの?!と思わず前の方のページに戻りたくなってしまう

驚きの事実が何度か出てくるから、途中何回も前に戻って読み返して

余計に時間がかかってもどかしい!殺害された少女の順番を考えると

どうしても疑問を感じてしまうのだけれど

ラストの犯人の行動からその矛盾がなんとなく解決した気になる…。

ただ、あまりすっきりしたラストではなかったので

いろいろはっきりさせたいコトは残ってしまった。

特に最後の殺しの犯人って?!

それでもやっぱり一気に読み進めたくなる展開はさすが!

後半、徐々に犯人像が浮かんできてもまだなんか信じられなくて

でも、そのゾッとするような猟奇的な行動が明らかになると

そういえば…、なんて心当たりのある箇所を読み返したりして。

ラストを知った上でもう一度読み直したら、新たな発見ができそうな気がした。

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2006年11月 1日 (水)

『僕たちの戦争』・本

僕たちの戦争 荻原浩                 双葉社 (2004年8月)
428ページ

僕たちの戦争

9/17にTBSで森山未來主演のスペシャルドラマ『僕たちの戦争』がやっていて

そのときに原作が荻原浩の作品だと知って図書館で予約、やっと順番が回ってきた。

『出口のない海』と同じ人間魚雷・回天を扱ったお話。

いかにも今時の若者、健太が終戦間際の日本にタイムスリップしてしまって

今まで経験したコトもない厳しい規律に縛られた生活を余儀なくさせられる。

現代にいた時は理不尽な上下関係から、いくらでも逃げるコトができたのに

この時代では逃げるコトは死を意味する。こんな急激な変化を

もし私が実際に経験したら果たして耐えられるのだろうか?とても想像できない。

一方、今までお国のために命を捧げる覚悟だった吾一は現代にタイムスリップしてきて

負けたのに豊かになった日本に驚き、豊かになりすぎて物を粗末にする日本人に

幻滅し、自分が何のために戦ってきたのか分からなくなってしまう。

吾一には申し訳ないけれど、確かに貧しい時代を知らない私は

いろいろなモノを無駄遣いしているなぁと反省…。

でも、それよりも戦時中に行ってしまった健太が今まで忍耐も知らなかったのに

すっかりその時代に染まってしまったコトに驚いた。

厳しい生活から緩い生活に転ぶのは簡単なコトだけれど

緩かった生活からいきなり厳しいところへ飛び込むのはそう容易いコトではないはず。

しかも戦争なんて嫌だ、死んでたまるかと思っていたにもかかわらず

命を捧げて当たり前という人たちだらけの環境で負けたくないと思うようになるなんて

ホント、環境って人の思想や行動にすごい影響を与えてしまうんだなぁと思った。

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