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2006年12月 3日 (日)

『イン・ザ・プール』・本

イン・ザ・プール 奥田英朗             文春文庫 (2006年3月)
279ページ

イン・ザ・プール

「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖……訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か?
――裏表紙より――

変なお医者さんだよ。もし私が病院でこの医者に出会っていたら

かなり不信感を持っちゃいそう…。でもその性格、ただのヒトとしては羨ましい!

なんて自由でおおっぴらな性格なんだろう。

私の場合、初対面の他人と接する時ってつい自分を良く見せようとして

カッコつけちゃったり、知ったかぶりしちゃったりしてしまいがちだから

こういう最初から開けっ広げな自由な感じのヒトって本当に羨ましい。

それに一見自己ちゅーっぽくても

こういうありのままの姿をさらしてくれるヒトの方が

自分も本性を明かしやすくて仲良くなりやすかったりするんだよね。

だから、本心を聞き出しやすいこの性格は

実は精神科医として、天職なのかもしれない。

以前に続編の『空中ブランコ』がテレビドラマとしてやっていたのを観たけど

映画の『イン・ザ・プール』はなんか怪しい雰囲気だったので観ていない。

でもドラマは今作で患者だった被害妄想のコンパニオンがいたりして

出てきたエピソードにもいくつか見覚えがあったから

本を読んでもそのシーンが時々浮かんできた。

もちろん初めて見る患者さんばかりで、どこか自分にも当てはまるトコもあったりして

本も面白かった。『空中ブランコ』『町長選挙』と続編も出ているから

続きも読んでみようと思う。

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