« 『リトル・ミス・サンシャイン』・試写会 | トップページ | 『アジアンタムブルー』・劇場 »

2006年12月21日 (木)

『それでもボクはやってない』・試写会

Photo_78今日は某雑誌のウェブサイトで当選した

『それでもボクはやってないの試写会に行ってきた。

[上映後、周防正行監督によるティーチインがあった。]

《私のお気に入り度:★★★★★

ずっと胸に圧迫感のある、とにかく怒りが込み上げてくる作品。

どんなに無実を訴えても、始めから疑ってかかられてまるで信用してもらえない。

被告人があまりに可愛そうで、検察官や裁判官の考え方があまりに偏っていて

どうにもできないやるせなさから、怒りが治まらない

思いっきり被告側からの視点で見てるからっていうのはあるだろうけど

あまりに不公平な裁判。日本の刑事裁判で起訴された事件は99.9%

有罪になる。信じられない!?こんなの正しいはずがない!

今作は実際に周防監督がいくつもの裁判を傍聴席から観て感じた憤りを

他の多くのヒトにも感じて欲しいという想いで作られたそうだ。

その憤り、しっかり感じた!とにかくリアルを追求して、パロディ要素を一切省き

脚本を作るのにもできるだけ現実に近い状態にしたくて、逐一弁護士に相談したという。

すごく頭を使って、手間もかかって、相当大変な作業だったらしい。

でも、笑いのない作品だとは言われたものの、私はところどころでクスクス笑えた

確かに真面目な法廷シーンにはなかったけど、それ以外の部分で息抜きになって

2時間23分と長めの上映時間にも関わらず、緊張が途切れずに観られた。

“十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ”

そもそも刑事裁判での無罪は、明らかに無罪になる証拠を見つけてきて被告人の無実を証明するものではなく、容疑をかけた証拠に少しでも疑問を感じる点があればその被告人を罰しないというもの。裁判で一番大事なコトは無実の人を罰しないというコト。改めてそんな単純なコトに気付かされた。

ところで、今回の映画で周防監督は神経をすり減らし、シリアスにはお疲れ気味…。

次回作は間違いなく正反対の面白い映画を作る!と宣言していた!

そんな姿にお忍びで来ていた(?)奥様の草刈民代も笑っていた。

|

« 『リトル・ミス・サンシャイン』・試写会 | トップページ | 『アジアンタムブルー』・劇場 »

「シネマ鑑賞作品」カテゴリの記事

「映画・テレビ」カテゴリの記事

「試写会でのイベント」カテゴリの記事

「試写会でシネマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/13171/4573070

この記事へのトラックバック一覧です: 『それでもボクはやってない』・試写会:

» それでもボクはやっていない [メルブロ]
それでもボクはやっていない 上映時間 2時間23分 監督 周防正行 出演 加瀬亮 瀬戸朝香 山本耕史 もたいまさこ 役所広司 評価 7点(10点満点) 会場 東商ホール(試写会) 簡単(テキトー)あらすじ 電車の中で痴漢に間違えられ、それからなんだかんだでラ....... [続きを読む]

受信: 2006年12月30日 (土) 16時30分

» 感想/それでもボクはやってない(試写) [APRIL FOOLS]
周防監督最新作は加瀬亮主演の裁判エンタ! 『それでもボクはやってない』1月20日公開。フリーターの徹平は満員電車で痴漢の容疑をかけられ現行犯逮捕される。一貫して容疑を否認するも、自白を強要され、拘置され、ついには起訴されることに。裁判を身近に起こりうるネタとして魅せ切ります! 周防正行監督最新作『それでもボクはやってない』公式サイト めちゃくちゃ引き込まれまくって2時間半弱があっという間。裁判てこんなにコワイんじゃい!と言わんばかりに日本の裁判というものの基本性質、素朴な疑問と問題点、そして... [続きを読む]

受信: 2007年1月 9日 (火) 00時08分

» 映画「それでもボクはやってない」周防正行監督ティーチイン付き [いもロックフェスティバル]
周防正行監督最新作『それでもボクはやってない』の関西最速試写会に行ってきた。 [続きを読む]

受信: 2007年1月12日 (金) 18時35分

» 「それでもボクはやってない」試写会レビュー 運命 [長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ]
すごいリアルに作りこまれた映画やとは思うけど、やっぱり邦画バブルの中ではその魅力はだいぶ、、、。 [続きを読む]

受信: 2007年1月20日 (土) 01時35分

» それでもボクはやってない [悠雅的生活]
これが、日本の、裁判。 [続きを読む]

受信: 2007年1月20日 (土) 17時29分

» 「それでもボクはやってない」 [永遠の自分探し  って迷子やん!!]
「それでもボクはやってない」 ネタバレ、完全、ご注意あれ。 昨年観た映画で、一番観たのが加瀬亮です。(途中、映画レビュー書いてませんが。) 昔は嫌いだったのに、昨年ですっかりトリコです。 そんな加瀬亮は早速、逮捕。 「ハチミツとクローバー」の真山のイメージからストーカーではなく、痴漢です、痴漢。 私としては、加瀬亮は、主役級ではないけれど、 映画には欠かせない存在、どこまでもフツウの容姿やけど�... [続きを読む]

受信: 2007年1月21日 (日) 02時48分

» それでも ボクは やってない [我想一個人映画美的女人blog]
最近、電車に乗って何か後ろに手がある!って思って振り返るとそれは女性。 男性はすごく気を遣って、なるべく女性の体に密着しないようにしてるんだな。 ってこの頃感じてた。 車中でも、「痴漢行為があった場合は、、、、」などのアナウンスも流れるし そういう痴漢行為の卑劣さはちゃんと認識してて、痴漢に間違われたくない という男性の意志の現れ?も感じるような。。。 「シコふんじゃった」「Shall we ダンス?... [続きを読む]

受信: 2007年1月21日 (日) 18時53分

» それでもボクはやってない [ネタバレ映画館]
主文、評価は満点と評す。日本の裁判制度の矛盾点と冤罪事件で被疑者とされた者と弁護士による国家権力に抗う姿、それによって正しき主張をも蔑ろにしてしまう社会の醜さをも描いた本作は大いに評価できるものである。 [続きを読む]

受信: 2007年1月21日 (日) 19時01分

» 「それでもボクはやってない」 [ナナシ的エンタメすたいるNet]
ワーナーマイカル市川妙典で昨日公開した 「それでもボクはやってない」を観てきました。 「Shall We ダンス?」でおなじみの周防正行監督が、 11年ぶりの待望の映画は裁判を題材にした社会派ドラマ。 電車で痴漢に間違えられた青年が、裁判で自分の無実を訴える姿を、 日..... [続きを読む]

受信: 2007年1月21日 (日) 21時33分

» 『それでもボクはやってない』鑑賞! [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
『それでもボクはやってない』鑑賞レビュー! 11年ぶりの新作、遂に始動!! 周防監督が選んだ題材は “裁判” 十人の真犯人を逃すとも、 一人の無辜(むこ)を罰するなかれ ★review★ 公開日に観て来ました〜! 予想通りと言うか予想に反してと言うか?! (どっちなんだ?!^^) 重い作品ですた(*´∇`*) 実話を元にした社会派作品だけに ただならぬ緊張感が劇場内を包みます(≧_≦) 全体の7割位が裁判所内でのシーンで 鑑賞者... [続きを読む]

受信: 2007年1月24日 (水) 19時53分

» それでもボクはやってない [八ちゃんの日常空間]
びっくりしたのは、(きっと誰もがそうでしょうが…)「裁判」それも「冤罪事件」をまとに絞った映画と言う事で、決して皮肉たっぷりに描いたエンタメ性の作品ではなく、全篇を通してかなり真面目、それもリアリティにこだわった作品だと言うことです。前半、拘置所内での詐...... [続きを読む]

受信: 2007年1月25日 (木) 02時23分

» 映画「それでもボクはやってない」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
それでも、それでもボクはやっていない。控訴します!!刑事事件で起訴されたら有罪率99.9%、冤罪事件にかぎっても97%が有罪になるという実態・・ 仕事もせずブラブラしていた金子徹平(加瀬亮)、ようやく面接にこぎつけて会社に向かうが途中で履歴書を忘れたこと... [続きを読む]

受信: 2007年1月30日 (火) 01時21分

» 「それでもボクはやってない」 [よしなしごと]
 会社の友人(ブロガーではない)にかなり勧められ、それでもボクはやってないを見てきました。 [続きを読む]

受信: 2007年2月 4日 (日) 01時45分

» それでもボクはやってない [シネクリシェ]
 映画史に残る大傑作『Shall We ダンス?』後、さっぱり映画を作らなくなった周防正行ということで大きな期待の反面、これだけ映画から遠ざ [続きを読む]

受信: 2007年3月26日 (月) 03時12分

« 『リトル・ミス・サンシャイン』・試写会 | トップページ | 『アジアンタムブルー』・劇場 »