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2007年2月11日 (日)

『愛に翼を』・テレビ

去年の11/18 2:50~フジテレビ放送『愛に翼を』の録画を観た。

《私のお気に入り度:★★★☆☆

簡単なあらすじ

10歳のウィラードは母親のお産の間、田舎町パラダイスに住む母親の友達リリーのところで世話になるコトになる。リリーは夫のベンと二人暮しだが、ベンは始めのうちウィラードの面倒は一切見ないと言っていた。しかしすぐにウィラードと仲良くなったベンはやがてウィラードを我が子のように可愛がるようになる。実はリリーとベンの間には2年半前に3歳という幼さで亡くした息子がいたのだ。どうしようもない事故だったと前向きに生きようとするベンに対し、いつまでも息子の死から立ち直れないリリー。そんな二人はある日大喧嘩をし、ベンが出て行ってしまう…。

特にストーリーに惹かれたワケではなく、ただ幼い頃のイライジャ・ウッド

出演しているというコトで興味が沸いて観た作品。

今も童顔の彼だから、小さい頃もほとんど顔が変わっていないけど

幼い顔にピシッと整えた髪形が妙に似合ってて可愛らしかった。

ストーリー自体は劇的な展開があるワケでもなく、穏やかに時が過ぎていくのだけれど

登場人物の心情がすごく細かく描かれていて分かりやすかったので

最後まで飽きずに観るコトができた。特にリリーとベンが喧嘩をして

ベンが出て行っちゃうところなんかは、男女でどっちに感情移入するかが

大きく違うんだろうなぁと思えた。私はやっぱり女だからどうしてもリリー側から

観てしまったけど、ずっと誰にも言えなくて胸の奥にしまい込んでいた秘密を

やっと共有してもいいかなと思えたリリーから、ベンは逃げ出さないで欲しかった。

こういう秘密ってすごく言い出しにくくて告白するのってすごく勇気のいるコトだと思う。 でもそれを言ってしまいたくなるほどリリーは心が弱りきっていたワケだから、私だったらこういう時はその秘密を告白できた勇気を誉めて、そしてひたすら自分のせいじゃないと慰めて欲しい。こういう本心をさらけ出した時にこそ逃げずに受け止めて欲しい。時間はかかっても優しく包み込んで欲しいと思った。

結局リリーの病んだ心を癒してくれたのは幼いウィラードの言葉。

全然ませた感じのない子供らしいウィラードの起こした行動がまた可愛らしかった

大人も子供から学ぶコトってあるのね。

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