『自虐の詩』・試写会
『自虐の詩』の試写会に行ってきた。
《私のお気に入り度:★★★★☆》
前半はそのくだらなさに笑え、後半は一気に号泣モードに。
チラシにもあるちゃぶ台返しが、これでもかってほど繰り返されて
しつこ過ぎて思わず苦笑い。大家のカルーセル麻紀の行動に失笑。
あさひ屋マスターの哀れさにまた笑えた。
中谷美紀の森田幸江は『嫌われ松子の一生』の松子といい勝負なくらい不幸で
なぜあんなダメ男にここまで尽くせるのかと不思議なくらい。
でも、後半で出会いの場面が回想され、不幸の星の下に生まれた幸江に
やっと幸せが訪れたところは感動的でしっかり涙が誘われた。
人生堕落すると、立ち直るのに相当な苦労を必要とするだろうけれど
生まれた時から不幸な場合、どんなに努力をしても報われないと言われているようで
観ていて切なかった。そんな中、幸江は小さな幸せを大切に育て
熊本さんは大きな幸せを手に入れた。人によって幸せの感じ方は違うけれど
こんな幸江を可哀想だと思ってしまう私は
ものすごく幸せ者なのかもしれない。まぁ、決して不幸だとは思っていないが…。
それにしても熊本さんは一体どんな状況であんな人に出会ったのだろうか?
それが無性に気になる。そして久しぶりのアジャ・コングにビックリした。
2007.10.27公開
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